枝光泉は日本キリスト教史を専攻(神学博士)。特にバプテストの旧・西部組合(現・日本バプテスト連盟の前身)を中心に、我が国におけるバプテストの歴史について研究しました。学位論文のタイトルは「日本バプテスト西部組合の歴史」で、その成果は『宣教の先駆者たち』とのタイトルのもと、単行本として出版されてもいます。日本のバプテスト派の足跡を、その宣教の開始から戦前、戦中へと辿ってまとめた数少ない書で、貴重な資料となっています。
日本バプテスト連盟の北山バプテスト教会等で牧師を務めた後、カトリックのドミニコ会に転会。そこでシスターとして修道生活をおくり、2016年、天に召されました。与えられた時を誠実に駆け抜けた、57年の生涯でした。
研究の大切さに比して 顧みられること必ずしも多くはなく、祈りのうちに静かに天に戻られた姉妹を偲んで、このページを提供します。公の講演と発題各一編ずつに加え、実家に遺された書きつけの幾つかを下記に掲載します。
[著書]『宣教の先駆者たち-日本バプテスト西部組合の歴史-』ヨルダン社、2001年
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